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2024年06月24日 18時45分
「郡元西原遺跡」を国の史跡に追加指定 11世紀後半の領主の館跡
宮崎県都城市の「郡元西原遺跡」が国の史跡に追加指定されることになりました。
この遺跡は平安時代後期・11世紀後半の領主の館跡で、大型の溝状遺構や4棟の建物跡が確認されているほか、中国から輸入された白磁瓶なども出土しています。
当時は地方の耕作地の開発が活発化するとともに、有力者が武力を蓄え、武士として変化していく時期とされています。
この遺跡からおよそ4キロ離れた都城市金田町には、9世紀後半の富豪層の館跡で2002年に国の史跡に指定された「大島畠田遺跡」があります。
国の文化審議会は、古代から中世への変化を示す遺跡群として「郡元西原遺跡」を国の史跡に追加指定し、史跡の名称を「大島畠田遺跡附郡元西原遺跡」に変更するよう24日、文部科学大臣に答申しました。