全国初の新しい交通サービス「九州ＭａａＳ」が８月1日に始まります。

ＭａａＳとは、ＭｏｂｉｌｉｔｙａｓａＳｅｒｖｉｃｅの頭文字を取ったもので、「移動のしやすさを一つのサービスで提供する」という意味です。

九州の官民が一体となり、公共交通を使いやすくすることで、利用の促進や経済の活性化を目指します。

（秦萌記者）
「鉄道やバス、タクシーなど、これまでバラバラに予約をしていましたが、あすからスマホ1つで行えるようになります」

九州ＭａａＳは九州7県やＪＲ九州、宮崎交通、宮崎トヨタ自動車など九州のおよそ100の企業や団体が参加する全国初の取り組みで、８月1日からサービスが始まります。

スマートフォンのアプリ「ｍｙｒｏｕｔｅ」を使うと、九州各県の鉄道やバス、タクシー、レンタサイクルなどを組み合わせた最適なルートの検索、チケットの予約・決済を一括で行うことができます。

アプリではお得なチケットも販売され、公共交通機関の利用促進に加え、観光振興や地域活性化を目指しています。

この九州ＭａａＳでは、県境や業種の垣根を超えたチケットも販売されます。
例えば、道の駅で使えるクーポン付きの熊本・高千穂間の往復チケットが5000円で８月1日販売スタート。

これは宮崎交通と熊本のバス会社が連携したチケットです。

また、長崎市内のバスと路面電車が両方乗り放題になるチケットが1200円など、旅先での移動をお得に楽しめるようになります。

また、9月1日からはインバウンド向けの九州周遊チケットも販売される予定です。