宮崎県都城市で栽培されるお茶の品質向上を図ろうと、生産者が味などを審査する求評会が開かれました。

求評会には、都城茶振興会などから約30人が参加し、今年生産された荒茶14点が審査されました。
都城地域は、夏から冬にかけて朝霧が深く茶の栽培に適していて、栽培面積・生産量ともに県内1位。浅蒸し製法で作る、爽やかでありながら独特の深い味わいが特徴です。

参加者たちは茶葉の形や香り、味などを確かめながら、品質向上に向けた改善点を探していました。

（都城茶振興会　住岡一成会長）
「ペットボトルのお茶に押されてしまって個性を出すことが難しい時代なので、個性を評価してもらえるお茶を作れたらと思います。」

8月開催された全国茶品評会・普通煎茶10キロ部門では、都城市で栽培された「きらり31」が初のトップ10入りを果たしています。