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2025年02月12日 18時47分

スーパーそろばん・暗算兄妹に注目!フラッシュ暗算で最高1.87秒で3桁の数字15個を計算できる

宮崎市に、暗算の検定で最高段位の10段を取得した小学生の兄妹がいます。速さと正確性、そして集中力が要求されるそろばん・暗算の世界で、異彩を放つ2人の強さの秘密に迫ります。

驚異的なスピードでそろばんをはじく2人。宮崎南小学校6年生の藤下大雅さん12歳と、妹で3年生の藤下沙也さん9歳です。宮崎市のそろばん教室、曽我珠算塾で腕を磨く2人。実は、そろばんや暗算で数々の段位を持つ兄妹です。

妹の沙也さんは去年9月、県内最年少で、合格率1パーセント未満の暗算検定最高段位の10段に合格しました。かけ算、わり算、そして見取り算を、それぞれ3分間で40問解く暗算検定。10段に合格するためには、それぞれ2問までしか間違えることができない難関です。

一方、兄の大雅さんは、去年10月に県内で初めて、フラッシュ暗算ネット検定の10段に合格。11月には、県内2人目となる全珠連フラッシュ暗算検定の最高段位10段に合格しました。

フラッシュ暗算では、3秒間に出てくる3桁の数字15個の合計を計算できると、10段に合格できます。

(藤下大雅さん)
「難しい問題が〇(正解)になったら、もうここまでできるんだなみたいな達成感があって面白くなる。」

そこで、記者がその速さを体感してみました。

(森山裕香子記者)
「全然早くてわからなかったんですけれども・・・答えは?」

(藤下沙也さん)
「1万486!」

(森山裕香子記者)
「さて、どうでしょうか?正解!すばらしい!」

ここで気になるのが、2人がどのようにして計算しているのかです!

(藤下大雅さん)
「手でそろばんを作ってそれをはじくと、頭の中で(数字が)出てくる。」

(藤下沙也さん)
「私も足でトントンってリズムを取って、それで手を動かして、そろばんをはじいてる」

(藤下大雅さん)
「そろばんが基礎だから、それが抜けているとフラッシュ暗算は絶対にできない。」

2人がそろばんを始めたのは、それぞれ年長のときでした。

(父・大樹さん、母・由紀さん)
「子供のなかで、一個でも人より『これできるよ』という自信がつくものがあればいいかなって。」

現在大雅さんは週4日、沙也さんは週6日、そろばん教室に通っています。そして家で毎日続けているのが、15分の朝練です。

(曽我珠算塾 野崎僚子先生)
「努力がまず一番かな。必ずやり直しまできちんとやって、時間があったら次のことをしたいって言って。とにかく真面目な子達です。」

2人の強さの裏には、日頃からの努力がありました。そして、もう一つがお互いの存在です。

(藤下大雅さん)
「ライバル視してるし、そろばんとかも越されてるから、それを越したいなという感じで、目標にして頑張れる存在。」

(藤下沙也さん)
「お兄ちゃんがライバル。負けたくないって思う。」

2人にとって、そろばん・暗算とは・・・?

(藤下大雅さん)
「計算力もついたし、色々なことを教えてくれた大切なものです。」

(藤下沙也さん)
「集中力とか忍耐力とか、色々な力がつく。」

ライバルとしてお互いを高め合う2人、これからも切磋琢磨しながら成長を続けます。

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