特集です。
宮崎交通に去年入社したこちらの女性。6月30日、バスの運転士デビューに向けて最終試験に臨みました。
果たして合格できたのか？　最終試験の模様に密着しました。

宮崎市出身の山崎くるみさん20歳。
今年4月から教習所に通い、大型二種免許を取得。
その後バスの運転士デビューに向けて、5月29日から1カ月間、乗務訓練を行ってきました。

試験当日…

（宮崎交通　山崎くるみさん）
「普段からメモをするようにして、乗務中もずっと頭に入れておくように意識しながら乗務訓練を受けてきました。力を振り絞って真剣に頑張りたいと思います」

最終試験は、国富町の保坂車庫を出発し、途中「下保坂」と「国富」の2つのバス停に停車。その後、宮崎市の宮崎中央営業所を目指します。

車内では、2人の教官が乗客役となり、バス内で起こりうる事態に対応できているかチェックします。

（教官）
「私と子供2人一緒に払いたいんですけどカードでお願いします」

（山崎さん）
「子供さんはおいくつでしょうか」

（教官）
「小学生と保育園生です」

（山崎さん）
「保育園生の方は大人一人につき無賃になりますので、今回は大人1名と小児料金1名の運賃になります」

出発から約40分、無事に山崎さんの運転するバスが宮崎中央営業所に到着しました。

（宮崎交通　山崎くるみさん）
「ミスが気になってたので、合格できたか心配ではあります」

果たして結果は…？
「山崎くるみさん。結果は合格です」
「ありがとうございます」

見事合格です。

（宮崎交通　山崎くるみさん）
「とりあえず合格をしてほっとしています」

山崎さんを1カ月指導してきた教官の上田さんは…

（宮崎交通運行管理部　上田勝士さん）
「指摘したことを直そう直そうと一生懸命やっていました。お客様にも同僚にも可愛がってもらえる運転士になってほしいなと思っています」

（宮崎交通　山崎くるみさん）
「お客様のことを常に考えて笑顔を忘れずに安心してお客様に乗ってもらえるような運転士を目指すのと、無事に事故なしで帰って来ることを目標に頑張っていきたいと思います」

山崎さんは、今後路線ルートの勉強など実践的な研修を受けて、約1カ月後に一人立ちする予定です。

宮崎交通で10人目となる女性バス運転士の誕生。
山崎さんの笑顔がたくさんの乗客に届くよう、更なる飛躍が期待されます。