金沢の美術大学を卒業したアキコは、父・健一の勤める「南九州テレフォン」にコネで入社することになり、実家宮崎に帰ってきた。入社当日、健一はアキコの挨拶を遮り、唐突に学費の話を始め電卓をたたくと「この金食い虫が!」と同僚の前でアキコに怒鳴りだす。仲裁に入った猿渡副主任や黒木が「美大出身なんて大歓迎、皆喜んでいますよ」というと、すぐに笑顔になって喜ぶ健一。
そして、「アキコをよろしくお願いします」と同僚たちに深々とお辞儀をし、社内がほっこりとした空気に包まれたと思った矢先、「爪、早よ何とかしてこい!」と怒り出す。
急に怒ったり喜んだり…。そう、健一は予測不可能。支離滅裂。人の気持ちに土足であがり、踏み荒らしたうえに、唐突に去っていく男なのである。その夜、蛯原・猿渡副主任がアキコの歓迎会を開いてくれることに。そこでも健一ワールドが炸裂し…
急に怒ったり喜んだり…。そう、健一は予測不可能。支離滅裂。人の気持ちに土足であがり、踏み荒らしたうえに、唐突に去っていく男なのである。その夜、蛯原・猿渡副主任がアキコの歓迎会を開いてくれることに。そこでも健一ワールドが炸裂し…