大変遅ればせながらあけましておめでとうございます・・・

年明けから延岡西日本マラソンの取材で県外に行ってブログの更新を・・・・・・言い訳です・・・

今年はしっかり更新します！！

ただ延岡西日本マラソンの取材が多かったというのは本当でございます。

奄美大島・徳之島・東京・埼玉と選手の取材に行ってきました。

毎年思うことなのですが取材をすればするほど誰が勝つのか全くわかりません。

皆さん、勝ちたい理由があって知れば知るほど思い入れも強くなります。

その1人が旭化成の松尾良一選手です。

松尾選手の父親に大会前話を聞いた時驚きの連続でした。

松尾選手は父親とマンツーマンで練習をしていたのですが

・陸上を始めたのは3歳

・ハンガーをつけてフォームの矯正

・おもりをつけての登下校

・中学生で40㌔走

陸上版巨人の星とは聞いていましたがあまりの過酷な練習内容にあ然としました。

父親も今となって言うのが「ありえない練習量」

しかしその父親に松尾選手が高校卒業時、旭化成に向かう電車の中から送ったメールに父と子の絆を感じました。

「今まで育ててくれて本当にありがとうございます。

陸上を教えてくれてありがとうございます。

お父さんがいなかったら今の僕もないし、陸上もない。

感謝してもしきれない。本当にありがとうございました。」

お父さんはこのメールを何度も読み返しながら涙したそうです。

そして大会当日。

松尾選手は先頭から離れるものの、折れることなく自分のペースで押し続けます。

そしてついに40キロ地点でトップに躍り出て優勝を果たしたのです！！

まさに父親から学んだ努力と忍耐が花開いたレースだと目頭が熱くなりました。

その松尾選手にレース後のインタビューで「お父さんになんと伝えたいですか？」と聞いた私。

どのような感謝の言葉を言うんだろうとドキドキしていたら

「カステラ送ってくれてありがとう！」の一言。

たくさん話した場合、番組の放送時間足りるかなとまで思っていた私は若干動揺し

「長崎と言えばカステラですね！」というよくわからない合いの手(^_^;)

ただ明るい松尾選手らしいなと感じました。

松尾選手、お父さん本当におめでとうございます！！！！！

ここでちょっとかっこいい松尾選手話。

レース終わり松尾選手の奥さんから聞いたのですが、

大会の朝、家を出る時にふと奥さんに言った一言。

「じゃ1位になってくるね」

かっこいいやないか～い！！！！