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#〇〇がお伝えします!
2023年10月06日
宮崎大学医学部附属病院産婦人科 クラウドファンディングで待合室整備へ(2023年10月05日放送)
「#○○がお伝えします」きょうは永井がお伝えします。
宮崎大学医学部附属病院産婦人科は、設備のリニューアルにむけ必要な資金をクラウドファンディングで調達することになりました。なぜ、クラウドファンディングなのか取材しました。
宮崎大学医学部附属病院。高度な医療を提供するために、県内の病院と連携して地域医療を支える病院です。
しかし、患者の立場にたった病院内の快適な環境整備にまでは予算を配分できない厳しい現状があります。
(宮崎大学医学部附属病院産婦人科 桂木真司教授)
「快適な空間づくりというのは生命・救命には直結しない部分ですので、なかなか予算確保が難しいということもありまして、県の内外多くの方に協力を得ながらやっていければという思いで、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。」
クラウドファンディングは、「インターネットで不特定多数の人々から資金を調達する」方法です。
今回のリニューアルは、産科・婦人科の外来を訪れた患者と家族の声がもとになっています。
病院が行ったアンケートで184人が回答。最も多かったのが「待合室の椅子」についてでした。
「お腹が大きくなると長時間待つ姿勢が苦しい」「腰に負担がかからないような椅子がいい」。こんな声をもとに、座り心地のよい椅子に変え、椅子の数を20席ほど増やします。
また、授乳室は...。
(永井友梨アナウンサー)
「こちらが現在の授乳室です。シンクが大きなスペースを占め、おむつ台も1台と一組しか利用できない状況です。」
シンクをコンパクトなものに変え、おむつ台や椅子を増やしてカーテンで仕切り、2組が利用できるようにレイアウトを変えます。
産科・婦人科を訪れる人は多い時で1日におよそ80人。合併症のある妊婦や未熟児を連れた母親が訪れるという高度な医療を提供する病院の事情をふまえてのリニューアルです。
このクラウドファンディングの目標金額は550万円。期限は11月29日です。