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2024年01月16日
災害時の備え 飲料水や生活用水の備蓄量は?(2024年01月15日放送)
#○○がお伝えしますのコーナーです。
地震の揺れなどで住宅や生活インフラに大きな被害が出る中、被災者を悩ませているのが水の不足です。
「#〇〇がお伝えします」は災害時の水の備えについて考えます。
災害が起きた時は、飲料水に加えて手洗いやトイレなどに使う生活用水も必要です。どれくれいの量をどのように備えればいいのか防災士に聞きました。
- (宮崎県防災士ネットワーク 原口理事長)
「水が無ければ人は生活できませんので、一番貴重な命のもとです。」
宮崎県防災士ネットワークの原口理事長は、飲料水の備蓄は1人1日3リットルで最低3日分、できれば1週間分用意しておくことが望ましいと話します。
ただ災害時に必要なのは飲料水だけではありません。
- (原口理事長)
「生活用水だと1人1日10リットル~20リットル程度が必要だと言われている。」
能登半島地震では水道施設が被害を受け、体を洗ったりトイレを流したりする生活用水が不足し衛生環境が悪化するなど深刻な問題となっています。
では、大量の水をストックするためにはどうすればよいのでしょうか。
- (原口理事長)
「お風呂に入ったら栓を抜いて流してしまいがちですが、防災用に役立てるとなると、使った風呂の栓を抜かずにためておいて、何かあった場合はトイレを流す用に使う。」
他には、次のような水の蓄え方も...。
- (児玉泰一郎アナ)
「こちらの住宅は、災害時に備えて雨水をためておくタンクが設置してあります。」
ホームセンターで購入した200リットルのタンクに雨どいを伝って水がたまるようになっています。普段は庭木の水やりなどに使っていますが、災害時には貴重な生活用水になります。
また飲料水として販売されている長期保存水は、生活用水としても使えるので多めにストックしておくのも手段の一つです。
そして給水が始まった際、ポリタンクを運ぶのが大変な場合はリュックサックを活用。ビニール袋を2枚重ねてリュックサックに水を入れることで担いで運ぶことができます。
- (原口理事長)
「高層階の住宅でもこれだったら階段で運べる。両手が空いているので両手に持つこともできる。」
私たちの生活に欠かせない水。今回の能登半島地震を「あすはわが身」と考え、今のうちに備えておくことが大切です。
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