番組表
#〇〇がお伝えします!
2024年06月05日
ママ・パパの力になりたい 乳幼児睡眠コンサルタント(2024年06月04日放送)
「#〇〇がお伝えします」のコーナーです。
今週は、子育てや暮らしに関する話題をシリーズでお伝えします。
4日は『赤ちゃんの睡眠改善』についてです。
こちらは、赤ちゃん用スキンケアブランド『ジョンソンベビー』を展開する企業が行った意識調査です。
「育児の中で最もストレスを感じるのは?」という質問に対し「夜泣きへの対応」と答えた人が最も多く、3番目に多かった「寝かしつけ」とあわせると、約7割のママやパパが赤ちゃんの睡眠についてストレスを抱えているという結果となりました。
こうしたママやパパの力になりたいと、宮崎県内で活動している女性がいます。
赤ちゃんの睡眠改善に向けたヒント、そして自身の経験から女性が伝えたい思いとは。
5月31日に宮崎市で開かれた睡眠改善講座、企画したのは宮崎市を中心に活動する乳幼児睡眠コンサルタントの甲斐かおりさんです。
- 【乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん】
「時計が読めない赤ちゃんは、毎日同じねんねルーティーンをすることがすごく効果的です。毎日教えてあげることで分かってきます。」
2人の子供を育てる母親でもある甲斐さん。息子が産まれた時、長くても1~2時間しか寝られない日が続き、当時の楽しい記憶がないほど夜泣きに悩まされました。
- 【乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん】
「息子が1歳になるまでの記憶が本当になくて、息子や娘と何かした、楽しかった思い出が、実は本当になくて思い出せない。すごくかわいい時期なのに寝られなくて思い出すこともできなくて戻ることもできないし、だからこんなに変えられるんだったら早く変えてあげたら良かったと思います。」
寝不足のあまり車で事故を起こしそうになったこともあり、その時に危機感を抱いた甲斐さんは2年前に乳幼児睡眠コンサルタントの資格を取得。
これまで50組以上の夫婦に赤ちゃんの睡眠改善のカウンセリングを行い、支援センターなどで講座を開いています。
7組の親子が参加したこの日の講座。
甲斐さんは、適切な室温や服装など睡眠環境を整えることや眠りにつくまでの流れを毎日一定にすることが大切だと説明し、実演を交えながらママ・パパの悩みに応えました。
抱っこ紐の使い方については...。
- 【乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん】
「お子さんのおでこにママがキスできるくらいの高さ。これが両方にとって心地の良い抱っこの仕方になる。」
赤ちゃんが泣き出すと...。
- 【乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん】
「直接ママたちの熱が伝わるとすごく寝づらいんです。注意してもらいたいのはちゃんと(赤ちゃんの)お顔にかからないようにして首元に入れてください。」 - 【母親】
「もう寝る」 - 【母親】
「落ち着いてきている」(抱っこ紐をつけてゆれているお母さんを見て) - 【乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん】
「泣きがとまったら動かないほうがいい。浅い睡眠になったときに動いていないって起きちゃうんですよ。」
■参加者
- 【10カ月の赤ちゃんの母親】
「初めて知ったこととかもあって、きょうからやりたい。このタオルや抱っこの仕方も教えてもらってよかったです。(甲斐さんは)全部否定せずに受け入れてくださったのでほっとしました。」 - 【7カ月の赤ちゃんの母親】
「家で家事して遊んで夜も起きるから、なんか24時間マラソンをしている感じで、しんどいというので、講座を受けてマシになったらいいと思い来ました。」 - 【11カ月の赤ちゃんの父親】
「できる限り夜泣きとか眠れないときは、一緒に過ごすというか抱っこしたり環境を整えられるようにしていきたいですね。なかなかできていないですけど。」
ベビー用品を展開する企業の意識調査によると、赤ちゃんの寝かしつけは約8割の家庭でママが担当しているのが実情です。
甲斐さんは、ママだけで抱え込まずに悩みを言葉にして伝え、パパなど周りの人の手を借りてほしいと訴えます。
- 【乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん】
「パパでも寝かしつけはできるので、多くのパパがサポートさせていただいた後にできるようになっていて、(ママが)1人で『ちょっとお出かけしてくるね』なんてあるんですね。そういったご家庭を増やしていきたいので、夫婦で参加していただくような講座をもっと広げていきたいと思っています。」
日々大変な育児のなかで、わが子とのかけがえのない時間を少しでも楽しんでほしい。それが甲斐さんの願いです。
- 【乳幼児睡眠コンサルタント 甲斐かおりさん】
「大変な育児も本当にわが子をみたらやっぱりかわいいと思える瞬間がたくさあるので、そういう瞬間を『ねんね』を改善することで増やすことができるので、そういう家庭を増やしていきたいと思います。」