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2024年10月15日
投票に行く?行かない?若者から見た政治・選挙(2024年10月14日放送)
「♯〇〇がお伝えします」のコーナーです。
14日は、オカファーがお伝えします。
15日に公示される衆議院選挙。物価高対策や政治とカネの問題などを抱える中、投票率の動向も焦点の一つです。
県選挙管理委員会によりますと前回2021年の衆院選では、県内の投票率は53.66%でしたが、このうち、18歳・19歳は37.34%、20歳から24歳は26.69%と若い世代ほど投票率が低くなっています。
今回の選挙、若い世代はどのように見ているのか。本音を聞きました。
- (オカファーエニス豪アナウンサー)
「宮崎大学の学生たちに、今度の衆院選で投票するかしないか聞きこみます」 - (投票に行かない派・大学生)
「しない。まず、総選挙があるのを知らなかった。今知ったのでできないかな」
「ニュースをあまり見ていなくてあまりよく知らない。高校時代などに(政治について)習ったが、難しいイメージがついたので興味がない」
「そもそも選挙があることを知らなかった」などの声が多くあがる一方...。
- (投票に行く派・大学生)
「投票する。若い僕たちが積極的に政治に参加することで、日本の未来が少しでも変わるんじゃないかな。選挙に行ってきたと友達に言うことで、じゃあ僕も行こうと友達も一緒に選挙に行き、若い世代で選挙に行く人が多くなるのでは」
「自分も国民の一人だから将来も国の政治に関わるし、そういう全体的な選挙には自分のためにもなるかな」
「投票に行かない」という人の理由を深堀りすると...。
- (投票に行かない派・大学生)
「ネットニュースなどはいろいろと見るが、正直ピンとくる人がいないし、誰が選ばれても同じかな。若者に寄り添った政治。年金などの制度についてもう少し触れてくれたらその人に投票しようという気も起こるのではないか」
「今まで興味を持たなくても、世の中回っているから自分の一票で(世の中を)変えようという意識が生まれないからかもしれない」
この日、学生60人に調査したところ、「投票に行く」人は22人で、「投票に行かない」人は38人。
中には、「住民票を移していないため投票できない」といった学生特有の意見もありましたが、選挙を「自分ごと」として捉えられるかが投票所に足を運ぶ分かれ目となっているようです。
そんな中、若い世代の政治参加を促す団体も...。
宮崎大学の選挙サークルVOICEです。2021年に発足したこの団体は、選挙管理委員会などと連携して、学内に期日前投票所を設置したり、政治参加を呼びかけるチラシを配ったりするなど精力的に活動しています。
- (VOICEの学生)
「自分たちが声を上げたところで実際に政治に生きてくるのかわからないから参加しずらいのかな」「気になっている政治家がいるだけで(意識は)変わってくるのかな」「いいね、推し政治家」
この日は、衆院選に向け、学内にポスターを掲示することを決めました。
- (選挙サークルVOICE・我如古幸都代表)
「若者に政治参加してもらうためには周知、知ってもらうことが一番。大人を経て高齢者になっていく。その時の住みやすさについて、今、私たち若者が投票することで、次の世代にいい環境を残せる。私たちが今動くことで次の世代の若者にも背中を見せて選挙に行くシステムづくりができる」
社会や政治との接点が少ない中で、選挙サークルの学生たちは、自分たちの将来のためにも「今」投票に行く大切さを訴えています。
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