テレビ宮崎アナウンス部では、社会貢献の一つとして「アナウンサーによる出張読み聞かせ」を実施している。
県内各地の幼稚園や保育園、児童館や小学校などからの要望に応じてアナウンサーが出張し、絵本の「読み聞かせ」をする。

　業務の合い間を縫って実施するため、担当するアナウンサーは決まっておらず、その都度変わるが、
人気の女性アナウンサーが担当したり、私のような「おっさんアナウンサー」が担当する事も多い。
（比較的　仕事の少ないアナウンサーが担当する？）

　月平均３～４回の「読み聞かせ」を実施しているのだが、これが実に楽しい。

先日は、三股町の「すみれ保育園」に出かけた。
０歳児から６歳児まで約７０人の子ども達が通っていて、この日は「９月のお誕生日会」での読み聞かせ。
「したきりすずめ」などの絵本を読んだ。「正直じいさん」は優しい声で、「いじわるばあさん」はドスの効いたおっかない声で読む。
色々な声色を使い分けて読んでいくと、徐々に子供たちが物語の中に引き込まれていく・・・。

　聞き入る子供たちの表情を見るのが楽しい。
面白い場面では大きな声で笑い、悲しい場面では悲しそうな表情に変わる。
どの子も　皆　心優しい子供達だ。このまま　健やかに伸び伸びと育って欲しいものだ。
子供たちの笑顔に元気をもらった一瞬だった。

　読み聞かせ担当のアナウンサーというよりは、おじいちゃんのような気持になった楽しい時間だった。