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【無罪判決】宮崎県串間市の元副市長・官製談合事件で無罪判決 宮崎地裁「故意及び共謀が認められない」
2025年12月10日 18時20分
2023年4月、串間市が発注した消防庁舎新築工事の設計業務委託を巡る官製談合事件で、宮崎地裁は元副市長に無罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは串間市の元副市長、福添忠義被告 82歳です。起訴状などによりますと、福添被告は2023年4月、串間市が発注した消防庁舎新築工事の設計業務委託を巡る指名競争入札で、すでに有罪判決を受けた業者ら3人と共謀し、特定の設計事務所に有利な「指名業者リスト」の作成に関わったなどとして、官製談合防止法違反などの罪に問われています。
10日の判決で、宮崎地裁の設樂大輔裁判長は、福添被告が指名業者リストを作成させ、知人に業者の選出方針の概要を伝えたことは、有罪判決を受けた業者の意図や行動と併せて評価すれば公正を害すべき行為に当たる。しかし被告には、故意及び共謀が認められないなどとして、検察の懲役1年6か月の求刑に対し、無罪判決を言い渡しました。
(串間市 福添忠義 元副市長)
「主張を理解していただいて本当に嬉しく思っております。2年以上経った問題ですので静かに私は余生を送らせていただきたいと思っております」
また、判決を受け、宮崎地検の金井洋明次席検事は、「判決内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応したい」とコメントしています。











