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2025年03月30日 18時24分
霧島連山・新燃岳 噴火警戒レベル「3」に引き上げ 周辺4kmの道路・登山道を規制

宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山・新燃岳の噴火警戒レベルが、入山規制の「3」に引き上げられました。
気象庁によりますと、新燃岳では3月28日頃から火口直下を震源とする火山性地震が増加。
29日は251回観測、30日未明からは山体の膨張を示す地殻変動が見られ、地下の熱水や火山ガスなどの移動を示す火山性微動が観測されました。
これを受け気象庁は、30日午前3時53分に新燃岳の噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げました。
(気象庁会見)
「弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口からおおむね4kmまで、火砕流がおおむね2kmまで達する可能性があります。」
噴火警戒レベルの引き上げに伴い、火口から約4kmの範囲の道路や登山道は、立ち入りが規制されました。えびの高原では、鹿児島県につながる県道1号が通行止めとなった他、登山道の入口には立ち入り規制の看板が設置されました。
(福岡県からの登山客)
「韓国岳に来ましたが当然だめでした。しかたないです。まさかきょうここで自分が(規制に)引っかかるとは思っていなかった。」
新燃岳では、2011年と2018年に爆発的な噴火が発生していて、噴火警戒レベルが「3」になるのは2018年6月以来、約7年ぶりです。