鉄道の運賃にも値上げの波です。ＪＲ九州は、来年4月から鉄道の運賃などを平均で15％値上げすることを国土交通省に申請しました。

ＪＲ九州によりますと、鉄道の運賃は、来年4月1日から、初乗り運賃が170円から200円となるなど、平均で14.6％値上げします。

県内区間では、宮崎駅～宮崎空港駅が360円から400円に。宮崎～都城間が950円から1090円に。宮崎～延岡間が1680円から1930円に引き上げられます。

また、定期運賃は、通勤定期で30.3％、通学定期で16％値上げします。

ＪＲ九州では、この値上げによって、年間約169億円の増収を見込んでいて、設備投資などに充て、路線の維持につなげたいとしています。

（ＪＲ九州　古宮洋二社長）
「安全への設備投資、物価上昇災害への対応、人件費の上昇、この大きな4つを考えますと、この程度の上昇をお願いしないと先々の鉄道運営としては苦しいと思っています」

ＪＲ九州の運賃の値上げは、消費税引き上げの時を除き29年ぶりとなります。