NOW ON AIR !

番組表
HOME ニュース

2024年07月24日 18時44分

県外にもファン拡大 西都の子供はみんな踊れる?「古墳でこーふん健康体操」

古墳の街として知られる西都市。ここには「古墳でこーふん健康体操」という体操があるんです。

この体操の影響力、じわじわと広がっています。そして県外の古墳の街にもファンが…

西都市の西都原古墳群。319もの古墳が台地に点在し、古代の人々の暮らしを今に伝えています。この古墳をテーマにした体操が、西都市にはあるんです。その名も…「古墳でこーふん健康体操!」耳に残る独特な歌詞とメロディーに元気に踊る古代人…

企画したのは、西都市児童館の指定管理者、NPO法人さいと旗たて会の児玉さん夫婦。

(又川岳人記者)
「そもそもこれは体操?ダンス?」

(NPO法人さいと旗たて会・児玉安浩理事長)
「どちらの要素もあると思いますね。古墳でこーふん、巷にあふれていると思いますが、それを真剣にやったら面白いかなと。」

きっかけは2018年。西都市、宮崎市、新富町の「南国宮崎の古墳景観」が日本遺産に認定され古墳をPRしようと古墳でこーふん健康体操が制作されました。

さいと旗たて会の地道な普及活動で動画投稿サイトでの再生回数は、およそ7万6000回に。保育園や中学校、西都市の夏祭りなどでも踊られています。

(児童)
「体育のときに踊ります」「運動場に全校全員が広がって準備体操」

Q.どんな踊り?
「楽しい踊り!」

このノリが良すぎる振り付けにおじいちゃんおばあちゃんからは「難しい」という声も…。今年4月には、座って踊れるアレンジバージョンも公開され体操の普及に向けた改良が続いています。

こうした中、思わぬ反響が…

(西都市児童館・児玉尚子館長)
「奈良県の都跡小学校の先生から電話があって、『ぼくのクラスの児童が狂ったみたいに踊っているんですけど、音源をくれませんか』みたいな。そのクラスの子供たちからも手紙が来て『ぼくたちのところにも古墳があります!』って」

古墳でこーふん健康体操が、西都市と同じ古墳の街・奈良県の小学生の心をつかみました。

(手紙の内容)
「兄のクラスでも流行りました。先生の息子の幼稚園でも流行ったそうです!」

「体操をきっかけに、インターネットで古墳のことを調べたり、宮崎県の古墳を見に行きたいと思いました!」

「運動会で踊りました。家で弟と踊り狂っています!」

(西都市児童館・児玉尚子館長)
「奈良は(古墳の)本場みたいなところなので、また連絡を取り合って、(古墳の輪が)広がっていけばいいなと思います。」

悠久の時を越え、地域を越えて愛される古墳。中にはこの体操をきっかけに西都市に足運んだ奈良県の男の子も…さいと旗たて会が目指すのは、動画の100万回再生。そして、古墳の魅力のPRです。

(NPO法人さいと旗たて会・児玉安浩理事長)
「古墳とずっと一緒に育ってきたから、かけがえのないものであることはたしかです。」

「(古墳を)全国の人に知っていただいて、体操していただいて、健康になってほしいと思います。」

7月25日(木)

7月24日(水)

7月23日(火)

7月22日(月)

Top