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2024年07月25日 18時50分

宮崎県内の新型コロナ感染者が急増 高齢者施設はクラスター相次ぐ

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっていません。
感染力が強い変異株「KP.3」が流行する中、高齢者施設でクラスターが相次いで発生しています。

綾町にある特別養護老人ホームやすらぎの里です。
(秦萌記者)
「こちらでは、感染者がいる場所といない場所を分けて業務を行っています。普段は利用者でにぎわっている廊下や広場はがらんとした状態です。」

こちらの施設では、6月に新型コロナの集団感染=クラスターが発生、4年ぶりに面会を再開した1週間後のことでした。
その後すぐ面会を制限しましたが、7月も10日~25日までに職員7人・入所者10人のクラスターが発生し、陽性者を隔離してケアを行っています。

(やすらぎの里 渡邊浩之施設長)
「陽性者のケアを担当する職員は、陽性になった職員を配置しています。長時間の時間外勤務や休日出勤をしてもらって頑張ってもらっています。非常に心苦しいですね。ただみんなが使命感を持って、自主的に快く厳しい勤務にあたってくれていますので助けられています。」

宮崎県によりますと、7月15日~21日までの1週間で、県内の定点医療機関から報告があった新型コロナの感染者は1724人。
1医療機関当たりでは29.7人で7週連続の増加、去年5月に感染症法上の位置づけが5類に移行してから最多を更新しました。

感染拡大に歯止めがかからない中、重症化リスクの高い高齢者がいる施設では、職員が防護服や手袋を着用するなど厳しい対策を続けています。

(やすらぎの里 渡邊浩之施設長)
「(入所者が)元気がないと思います。動かない分、体力の衰えも心配になります。」
「コミュニケーションが減り、認知症の進行も懸念されます。」

夏休みやお盆で人の移動が活発になる時期を迎える中、高齢者施設の関係者は危機感を募らせています。

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