8月4日は、宮崎県延岡市発祥の記念日「橋の日」。国土交通省の統計によると、宮崎県内には3462の橋があります。県内の橋に精通した「橋マスター」が選ぶこの夏、訪れたい宮崎の橋ベスト3を紹介します。

宮崎「橋の日」実行委員会の鶴羽浩さん。30年以上にわたって県内の橋の清掃やＰＲ活動などに取り組む「橋マスター」です。

（今栖那菜記者）
「今回はとっておきの橋を教えて下さるということなんですが…」

（鶴羽浩さん）
「3つの橋を準備しました。1つ目はなんと、恐竜橋」

恐竜橋を求めて向かったのは…木城町と日向市の境にある「尾鈴橋（おすずばし）」1950年に竣工、珍しい形が恐竜の骨にたとえられ、別名「恐竜橋」ともいわれる。

（今栖記者）
「緑豊かな場所に囲まれた中に…ありました。鮮やかな赤。生で見ると迫力がすごいです。」

（鶴羽さん）
「戦後にできた橋で、当時としては珍しい最先端の技術を使ったということで、周りがすごく緑で鬱蒼としていて、川の水面も緑で赤がまた映える。」
「川を見ながら歩いていけるというのも楽しいし、木々の中を抜けて行くのでそういったことも楽しみながら橋を楽しんでいただければ。」

続いてやって来たのは…。小林市の東方大丸太鼓橋（ひがしかたおおまるたいこばし）1847年に完成した県内最古の石橋。水道橋として現在も活躍中。

（鶴羽さん）
「当時の人たちの苦労などが詰まった橋だと思うので、手に触って実感できるのもいいし、側面から見て綺麗に架かっているので、それを見ていただくのもきっと皆さんの心の中に残る風景になると思います。」

（今栖記者）
「最後の橋はどんな橋になりますか？」

（鶴羽さん）
「橋も綺麗なんですよ。周りの景色も綺麗。行ってもらいたいという橋のベスト1かな！」

橋マスターの鶴羽さんと一緒にやってきたのは三股町。鶴羽さんが選ぶ橋、ベスト1がこちら！梶山橋です。この橋の特徴は…？

（鶴羽さん）
「この橋は長さ32.1ｍ、幅3.7ｍの大小二つの2連アーチ橋で、この綺麗な円の形が曲線美ですよね…石の切り方が綺麗なんですよ。そういうところがゾクゾクっとします。」

2つのアーチが水面に映る様子が、めがねのように見えることから地元では「めがね橋」とも言われているそうです。また、周辺を散策中にお勧めの写真スポットも見つけたので、ご紹介します！

（鶴羽さん）
「この橋は今から83年前にできたものですが、今も現役で頑張っている橋です。きれいな川の水、そして美しい橋、いまも夏にはたくさんの人が泳いだり遊んだりしているお勧めの橋です。」

普段は通り過ぎてしまう橋かもしれませんが、たまにはゆっくりと眺めながら、橋の魅力を感じてはいかがでしょうか。