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2024年08月07日 18時43分

重いうつ病を乗り越え 色鉛筆アーティストが初めての個展 作品に込められた思いとは

うつ病の経験をきっかけに、色鉛筆を握り作品作りをしている宮崎県新富町の女性アーティストが、初めての個展を開きました。
柔らかいタッチで繊細に描かれた作品に込められた思いとは?

動物たちの絵、毛並みや表情まで細かく描かれた動物や赤ちゃんなどの作品…。
手掛けたのは新富町在住の絵画アーティスト真幸愛さん(48)です。

(真幸愛さん)
「数年前にうつになりまして、それも重度のうつになりまして、病室で色鉛筆と一枚のコピー用紙を渡されたところから、絵を描き始めました。」

真幸さんは8月、自身初めてとなる個展を宮崎市加江田にあるカフェで開きました。会場には7・8年間でかきためた作品約30点が並びます。

(真幸愛さん)
「こちらは『生命生きている今』は、どうやってここに生かされているのか。進化があり、食べ物があり、いろいろなものに囲まれて生きているというのを実感したくて描いた作品です。」

また、オリンピック選手が挑戦する姿から着想した作品も…。

(真幸愛さん)
「可能性は誰にでもあり、姿を絵にうつすことで、一人ひとりに輝ける場所はあると思うので、そのことを伝えていきたい。」

この色鉛筆画がどんなふうに描かれているかというと…。

(真幸愛さん)
「赤ちゃんと動物寄り添っている絵の構図は、こんな風に描いています。ライオンの赤ちゃんは、毛があるので、最初に彫りを入れて削って描いています。」

個展のタイトルには『今、この瞬間を大事にしていこう』、その先に夢の実現ができるという思いが込められています。

(真幸愛さん)
「私自身が絵を通して、うつになって良かったと思えるぐらい、生きる喜びをえることができましたので、一人でも多くの方が前向きになれたらいいなと思っています。」

作品には真幸さんのメッセージが添えられていて、見る人たちを穏やかな気持ちにしてくれます。
この作品展は、宮崎市の天空カフェジールで8月12日まで開催されます。

8月7日(水)

8月6日(火)

8月5日(月)

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