日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が発表されてから15日で1週間です。
国は、地震のあと特段の変化が観測されていないことなどから、特別な注意の呼びかけを15日午後5時で終了しました。

今月8日に日向灘で発生したマグニチュード7．1の地震について、気象庁は、南海トラフ地震の想定震源域で起きた「一部割れ」の地震と判断。
南海トラフ地震臨時情報を初めて発表し、巨大地震への注意を呼びかけました。

そして…

（松村祥史　防災担当大臣）
「地震活動や地殻変動に特段の変化が観測されなかったことから、特別な注意の呼びかけについては、先ほど17時をもって終了しました」

今月8日の地震以降、南海トラフ地震の想定震源域では震度1以上の地震が24回起きていますが、国は、特段の変化を示す地震活動や地殻変動が観測されていないことから、1週間が経過した15日午後5時で特別な注意の呼びかけを終了。

ただ、大規模地震が発生する可能性がなくなったわけではないとして、地震が起きた時の避難経路や家族との連絡手段の確認、水や非常食の備蓄など、日頃からの地震への備えは引き続き実施してほしいとしています。