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2024年08月23日 18時50分

「台風でブルーシートが飛ぶのが心配」震度6弱地震で瓦被害の住宅 復旧急ぐ 宮崎県日南市

8月8日の地震で震度6弱を観測した宮崎県日南市では、住宅の被害が相次ぎ、復旧が長期化する恐れがあります。住民や工事業者は、台風10号の影響を気にしながら復旧作業を急いでいます。

日南市南郷町にある住宅では、23日、剥がれた瓦の復旧作業が急ピッチで行われていました。

(地震で屋根瓦に被害を受けた 田中義正さん)
「きのうから来てもらっています。台風前に来てもらって良かったです。」

日本の南にある台風10号は今後、勢力を強めながら、27日以降に西日本に接近・上陸する恐れがあります。台風の影響が懸念される中、日南市内では、屋根にブルーシートをして雨漏りなどの対策をしている住宅があちこちで見られました。

(日南セメント瓦工業所 宮田義士さん)
「台風が近づかなければそんな心配ないんですけど、今かけてあるシートが飛んだりするのが一番心配です。飛んだりしたらまた雨が入って、そこからまた被害が広がるので」

日南市内で唯一、屋根瓦の工事を請け負っている日南セメント瓦工業所は、23日までに約250件の修理依頼を受けていると言います。

(日南セメント瓦工業所 宮田義士さん)
「2日、3日とか、1週間かかるところばかりなので、なかなか進捗の方はうまいこといかない。なるべく早く補修して、1軒でも多く直せればと思います。」

また今回の地震では、セメント瓦を製造する工場にも大きな被害が…。

(日南セメント瓦工業所 鈴木勇希工場長)
「あちこちに地割れとかあるし、作る機械も崩れたりとか影響がありまして、今、全然瓦が作れない状態。在庫だけでまかなっている状態になっています。」

瓦が不足した場合は、県外の業者から仕入れるため、作業への影響は少ないということですが、職人6人で工事にあたっているため、全ての修理を終えるには長い時間がかかりそうだと言います。

8月23日(金)

8月22日(木)

8月20日(火)

8月19日(月)

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