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2024年08月23日 18時48分

「小学校高学年まではジュニアシートを」シートベルト圧迫による子供の死亡事故を防ぐには JAFに聞いた

今月、福岡市で路線バスと軽乗用車が衝突し、子供2人が死亡した事故。2人はチャイルドシートやジュニアシートを着用していなかったと見られています。チャイルドシートの着用率が全国平均を下回る宮崎県。悲惨な事故を防ぐにはどうすればよいか取材しました。

ジュニアシートの効果を検証した映像です。通常のシートベルトを使用した場合、6歳を想定したダミー人形では、シートベルトが緩く、位置がずれるため首やお腹を圧迫しています。一方、ジュニアシートを使用した場合、しっかりと固定されていて衝撃を受け止めていることがわかります。

今月18日、福岡市で起きた軽乗用車と路線バスの衝突事故。亡くなった7歳と5歳の姉妹は、事故の衝撃によるシートベルトの締め付けが死因と見られています。子供たちの命を守るにはどうすればよいか。日本自動車連盟=JAFは、チャイルドシートやジュニアシートの着用を呼びかけています。

(竹下凜アナウンサー)
「きょうはJAF宮崎支部の三善さんにチャイルドシートの正しいつけ方について教えていただきます。よろしくお願いします。」

チャイルドシートで最も大切なのは取り付け。車の座席とシートの背中を密着させることや、足元で固定できるものを選ぶのがポイントです。着用する際はベルトにたるみやねじれがないことを確認することも大切だと言います。

(JAF宮崎支部 三善博昭さん)
「着用は鎖骨とベルト(ハーネス)の間に指一本入るかどうかが目安です。」

JAFが、去年6月に6歳未満の子供を対象に行った調査によりますと、宮崎県内のチャイルドシートの着用率は74.5%で、全国平均を下回りました。

全体の数字を見てみると、1歳未満の92%、1歳から4歳の78.7%に対し、5歳が55.5%と、年齢が上がるにつれて着用率が低下していることがわかります。

(JAF宮崎支部 三善博昭さん)
「小学校高学年までは、個人個人の身長に合わせてジュニアシートを使用することを勧めます。」

JAFは、140センチ未満の子供はチャイルドシートやジュニアシートを正しく着用するよう呼びかけています。

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