防犯カメラに、瞬間映像が記録されていました。

28日午後2時頃、宮崎市佐土原町で竜巻と推定される突風が発生。幼稚園の防犯カメラの映像には、突風で木々が大きく揺れ、地面の水たまりが激しく波打つ様子が映っていました。

（光が丘幼稚園　下苙敏大園長）
「すごかったです。ゴーっという聞いたことのないような音と、細かいものが壁とかガラスにあたっているような音が聞こえました。」

ＵＭＫの取材班が周辺の被害を確認して回ったところ、突風の通り道が見えてきました。その範囲はＪＲ佐土原駅の南側から県工業技術センターの方まで直線距離にするとおよそ5.5キロにも及びます。

また、きのう夜遅くは大淀川の南の方でも…

（川井海治カメラマン）
「午後11時50分、宮崎市恒久の赤江大橋付近です。停電もしていて、信号機の上には何かの看板がかかっています。」

宮崎市の大淀川沿いのマンションの一室では、突風の影響で部屋の窓ガラスが破損し家具が散乱。天井も崩れ落ちていました。

「一瞬ご～という音がなって、頭の上に何か落ちてきたと思ったら天井が落ちてきてそれで気付いて、もう大変だと思って周りの他の部屋を見たらあの状態というか、窓ガラスが割れて、雨と風が外から入ってきている状態でした。」
「もう放心状態ですよ。何が起こったというびっくりした。」
「命の危険を感じた。今までにない恐ろしい台風だなと感じました」

男性は額にかすり傷を負う程度で済んだということです。

宮崎市や消防などによりますと、昨夜の突風により、少なくとも19人がけがをしているということですが、命に別状はないということです。

県内は台風の影響で大気の状態が不安定となっています。引き続き、激しい突風にも注意が必要です。