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2024年08月29日 18時47分

「頭の上に何か落ちてきたと思ったら天井だった」竜巻被害の住民「もう放心状態ですよ」

28日深夜、宮崎市の大淀川の南側のエリアで竜巻と見られる突風が発生しました。一夜明け、突風の被害は宮崎市の広い範囲に及ぶことが見えてきました。

28日午後11時半ごろ、宮崎市は接近する台風10号の影響を受け、激しい雨と風に見舞われていました。午後11時33分までの1時間に、8月の観測史上最大の72.5ミリの雨が降り、午後10時39分には最大瞬間風速27.6メートルの風が吹いていました。

こちらは午後11時6分の宮崎市の大淀川をとらえた情報カメラの映像です。画面中央で閃光が走ったあと…。竜巻とみられる突風がゴーッという大きな音とともに何かの破片を巻き上げながら迫ってきています。

もう一度、映像を見てみると…。突風が画面右側に迫ってくる様子が、より鮮明にわかります。

(川井海治カメラマン)
「午後11時50分、宮崎市恒久の赤江大橋付近です。停電もしていて、信号機の上には何かの看板がかかっています。」

(雪丸千彩子記者)
「宮崎市の大淀大橋の南詰に来ています。道路に電線が垂れ下がってしまっているのが確認できます。そしてこちらの建物、壁が大きくはがれ落ちてしまっています。」

(住民は)
「どか~んという音がしたんですよ。それで何だろうと思って、窓ガラスが割れて、網戸も中に入っていて、もう怖くて怖くて…」

この突風で、城ケ崎や大淀など、大淀川の南側の広い範囲で、住宅の屋根がはがれ、窓ガラスが割れ、電柱が倒れるなどの被害が出ました。

大淀川沿いのマンションの一室では、突風の影響で部屋の窓ガラスが破損し、家具が散乱。天井も崩れ落ちていました。

「一瞬、ゴーッという音が鳴って、頭の上に何か落ちてきたと思ったら天井が落ちてきて、それで気付いて、もう大変だと思って周りの他の部屋を見たらあの状態というか、窓ガラスが割れて、雨と風が外から入ってきている状態でした。もう放心状態ですよ。何が起こったというかびっくりして。命の危険を感じた、今までにない恐ろしい台風だなと感じました。」

この時間、宮崎市では大淀川の南側以外にも、竜巻と見られる突風の被害にあったエリアがあることが分かってきました。

こちらは、29日朝の宮崎市若草通りの映像です。アーケードの看板の一部が飛ばされていました。また、宮崎市大塚町のホームセンターでは、店舗の入口部分の屋根が押しつぶされたようになっています。

建物が押しつぶされる被害は、宮崎市柏原でも。農業用ハウスは骨組みが変形するほどに強い力で押しつぶされていました。

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