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2024年08月30日 18時47分

竜巻はなぜ発生?専門家「宮崎県は台風に伴う竜巻が最も発生しやすい」

今回の台風10号では、宮崎県内各地で竜巻とみられる突風が発生しました。
UMKが把握しているだけでも5つの市町で突風被害が確認されています。
専門家は「宮崎は台風に伴う竜巻が最も発生しやすい地域」と指摘しています。

(防衛大 小林文明教授)
「宮崎で起こる典型的な台風に伴う竜巻が起こったといっても過言ではない。」

話を聞いたのは、竜巻のメカニズムに詳しい防衛大学校の小林文明教授です。
(防衛大 小林文明教授)
「竜巻を生みやすい積乱雲が発生して、そこから竜巻が発生した。その積乱雲が並んだレインバンドが宮崎であれば東の方から入り込んでくる」

竜巻は台風の中心から200kmから600km離れたところにある積乱雲の列「レインバンド」でよく発生するそうです。
台風の動きを見ても、このレインバンドが宮崎にかかっていることがわかります。
(防衛大 小林文明教授)
「それ(レインバンド)がちょうど宮崎平野にかなりの時間かかっていたということで、条件としてそろっていた。台風に伴う竜巻が1カ所ではなく次々積乱雲が入り込んでくるわけですから、場所を変え、時間を変え時系列的に起こったと。」

宮崎では2006年にも台風に伴う竜巻が発生し列車が横転するなど被害が出ています。
(防衛大 小林文明教授)
「宮崎は日本で一番台風に伴う竜巻が起こりやすい場所である」

小林教授は「台風が接近することが多く、レインバンドが巻くようにして入ってきて竜巻の進行をさえぎるものが少ない平野が広がる宮崎は、竜巻が起こりやすい地域ということを県民に知ってほしい」と話します。
(防衛大 小林文明教授)
「台風の中心が近づく前、かなり離れていても、竜巻が起こりやすいということが頭に入っていれば自分の行動もより注意ができる」

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