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2024年08月30日 18時39分

「楽しむ」を大切に 15歳の画家!夏の挑戦

こちらの色鮮やかで個性あふれる絵。描いたのは中学生の男の子です。「日々楽しむ」ことを大切に…。子供の成長を見守る家族と、男の子の夏のチャレンジに触れました。

宮崎市のとある家。中に入ると、壁一面に絵が飾られています。自由な色使いと躍動感、見ていて楽しくなります。

(内野瑛斗さん)
「描いてる時は…何だろうな、とりあえず楽しく描ければいいや~みたいな感じ。気まぐれみたいな感じですね。」

絵を描いたのは内野瑛斗さん、中学3年生です。もともとモノづくりが好きだった瑛斗さん、絵を描き始めたのは中学校に入ってからでした。

(母・智恵さん)
「絵が描きたいと言えば100均行って、キャンバス買って、とりあえず用意する。楽しいというもんにたどり着いた、気持ちが出たことには協力してあげたいって思うから。」

小学5年生の時、「学校に行きたくない」と家族に話した瑛斗さん。その後、軽度の発達障害と診断され、現在は公立中学校の支援クラスに通っています。

母の智恵さんは、瑛斗さんがいつ学校から帰って来てもいいように昼の仕事を辞め、お弁当屋さんで明け方仕事をしています。

(母・智恵さん)
「お兄ちゃんが自閉症で、自分が悪かったっちゃなかろうかって自分を責めたりしてたけど、でも結局、本人がすごく楽しそうなんですよ。人と違う世界を見てる、人より得してる、自分の脳がどんどんプラス思考になってきた。」

(瑛人さん)
「自分が辛い時にいつも寄り添ってくれるから、きつい時とか鬱にあったりする時にそういうのを深々と感じる。」

作業はいつもこの部屋で・・。動画を見るなどして絵画を学んだ瑛斗さん、ボールペンの下書きに絵具やクレヨンで彩ります。

「両手で描くんですか?」
「右利きだけど左手でも描いて自由に本当に描く感じですね」
「出来上がりました!」

宮崎市内の雑貨屋には、瑛斗さんの絵が飾られています。

(お店の人)
「人の目に触れさせたいって言われたのがきっかけで、置いてみることを提案しました。びっくりされますね、15歳の中学三年生の男の子が描いたって、信じられないって言われます。」

そしてこの夏、瑛斗さんはあることにチャレンジしました。

(瑛斗さん)
「いつしか、おっきいキャンバスに描いてみたいという思いはあったので、夢がかなった感じですね」

(母・智恵さん)
「本当に周りの人に、今まで関わってくれてる人に感謝です。」

(瑛斗さん)
「今までいつも元気でいてくれて、いつも世話してくれて、きつい時には寄り添ってくれて、なんの願いでもかなえてくれるのをありがたく思います。」

(母・智恵さん)
「親バカやけど自慢の息子、二人とも優しくて、お互い様やな~って、本当にありがとうね。」

瑛人さんの作品は、24時間テレビのイベント会場となるUMKの1階ロビー、イートインスペースで展示されます。こちらの大きな作品も展示されますので、皆さんぜひイベントに足をお運びください。

8月30日(金)

8月29日(木)

8月28日(水)

8月27日(火)

8月26日(月)

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