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2024年09月16日 18時44分

地域のシンボルに! 高齢者が植栽 串間市のパンパスグラス

日中は厳しい残暑が続いていますが、秋の足音も日に日に大きくなっています。
宮崎県串間市では、地域の高齢者たちが育ててきたパンパスグラスが見頃を迎え、道行く人に季節の移ろいを感じさせています。

風に揺れるパンパスグラス。ススキに似たふさふさの花穂は日差しを浴び、白く輝いています。
串間市大平の揚原交差点近くでは、高さ3メートルほどのパンパスグラスが先月末から見頃を迎えています。

このパンパスグラスを植栽したのは、近くに住む森光昭さん90歳。
地域を元気づけようと、40年以上前から毎年肥料をあげたり草刈りをしたりして、地域の高齢者クラブのメンバーなどと一緒に大切に育ててきました。

(森光昭さん)
「まあ自分の趣味でこれが一つだけですわ。地域が過疎化の中で、きれいなところが一つくらい(あればと思い植栽した)。人が見に来ると、写真撮りによく来てくれるんですよ。『きれいだね』って言ってくれるのがうれしいです。楽しみでしているだけですから…」

この場所は学校の通学路にもなっていて、子供たちは大きく育ったパンパスグラスを見上げながら毎朝、元気に登校しています。

(小学生)
「きれい」
「なんかいつも大きくなっていると思う」
「切っても切っても生えてくるからすごいと思う」

(大束小学校 太田原千佳校長)
「児童が通学する時に見守ってくれているようで、とてもありがたい。こういう景色のいいところが大束地区の素晴らしいところだと実感しています」

高く高く穂を伸ばすパンパスグラス。地域のシンボルとして、これからも道行く人たちを見守り続けます。

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