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2024年09月16日 18時49分

敬老の日 『宮崎牛の父』宮崎市の99歳男性 元気の秘訣は?

(黒木法晴さん)
「『学びて己の無学を知るこれを学ぶと言う』何でもいいから学びます」

宮崎市に住む黒木法晴さんは大正14年(1925年)生まれ、来年2月で100歳になります。

(黒木法晴さん)
「多目的な和牛を肉専用種に変える。変わるのかどうか。宮崎県は後進県でしたから和牛改良では。日本一になるにはどうしたら良いか…」

黒木さんは、戦後間もない25歳の時に牛の品質を見極める審査員の道へ進みました。農家の所得向上のため、当時、牛肉界で脚光を浴びていたヨーロッパへ視察に。
「宮崎牛は日本一になる」と信じ続けて改良に尽力し、2007年、82歳の時に初めて日本一に輝きました。

(黒木法晴さん)
「但馬、岡山、広島、鳥取、島根、この有名な5県を抜いて宮崎県が並んでるのがうれしかったです」

第一線を退いた今も、多くの畜産関係者が自宅を訪れます。牛への情熱あふれる後輩たちと話す時間が元気の源です。

日課は文鳥の世話。ここにも、黒木さんらしさが…。

(黒木法晴さん)
「お父さんと娘、お母さんと息子、兄弟、これも兄弟がけ。楽しいです。どんなのが生まれてくるかって…」

99歳にして足腰は衰え知らずです。

(黒木法晴さん)
「家畜を良くしたのと同じように自分を取り扱う。食事を気を付ける。足を大事にする。皮膚を大事にする」

家庭菜園にも精を出し、身体づくりを怠らない黒木さん。
一番大切にしているのは何事も学び続ける姿勢です。

(黒木法晴さん)
「全部メモしています。重要なことがある時はテレビの前で。外に出ていろんなことをするときは、これが私のフリーメモ。何でも『学びて己の無学を知る』学んで初めて、ああ俺だめじゃったな~って。『学びて己の無学を知るこれを学ぶと言う』と私は思っていますから…」

黒木さんの元気の秘訣は、日本一の宮崎牛作りに心血を注いだ若い頃から変わらないあくなき探究心にありました。

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