国際手話言語デーの23日、宮崎市フェニックス自然動物園では、中学生の発案で手話によるショーの解説が行われました。

（瀬良アナ）「これからフラミンゴショーが始まります。横にいるのは手話通訳者。すべてのお客さんに楽しんでもらおうと今回初めての試みです。」

これは、手話検定1級を持つ西都市の中学2年生・藤田夏帆さんが県外の水族館で手話ガイドを見たことがきっかけに実現しました。
（藤田夏帆さん）
「ろう者の方がフラミンゴショーを楽しめているのかなと思ったときに、手話があった方がもっともっと楽しめると思いました。」

手話通訳会場には、耳の不自由な人も訪れていて、手話ガイドを通してフラミンゴショーを楽しんでいました。

（観客）
「これまでは聞こえないからショーや鳥をみるだけで、寂しい気持ちになっていたけど説明があると詳しい情報を聞けて良かったです。」
（観客）
「今まで手話通訳はなくて、いろんな知識も情報もなく、ただ見るだけだったけど、いろんな情報が入ってきて楽しいことが増えてくると良いと思います。」

（藤田夏帆さん）
「手話を知っている人も知らない人も、拍手など一緒にやってくれてうれしかったです。」
（母・智恵子さん）
「手話を知らない人もきょうがきっかけになってくれたらうれしいです。」

動物園では、今後も手話ガイドを取り入れていきたいとしています。