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2024年11月28日 18時47分

宮崎市大淀川河口の遊漁船転覆事故 運輸安全委員会が報告書を公表

去年12月、宮崎市の大淀川河口で遊漁船「五六丸」が転覆し、船長を含む2人が死亡した事故について、国の運輸安全委員会は、事故原因や再発防止策などをまとめた調査報告書を公表しました。

それによりますと、事故当時、宮崎市には波浪注意報が発表されていて、現場となった海域では、磯波や三角波を伴う高さ約2メートルの波が発生。

こうした中「五六丸」は、船尾から波を受ける状況で船のスピードを落としたため、波の影響で船尾が持ち上がり、船が海に突っ込むような動きとなったことで船首が水没、転覆したと考えられるということです。

また、再発防止策としては、現場となった航路は、気象や海の状況により航行が危険となることがあるため、別の航路や他の港の活用を考慮することなどを指摘しました。

事故を受け、宮崎海上保安部は県内の遊漁船事業者に対して講習会や安全指導を実施したということです。

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