NOW ON AIR !

番組表
HOME ニュース

2025年01月07日 18時49分

「内需の拡大がカギ」原木の初市 都城志布志道路の全線開通に期待する声も

宮崎県都城市で7日、スギやヒノキなどの原木の初市が開かれました。木材の価格は回復傾向にあるものの、住宅需要の減少など厳しい状況が続いています。

都城地区製材業協同組合で開かれた初市には、県の内外から製材業者や輸出業者など約100人が参加。約3000立方メートルのスギやヒノキなどの原木が競りにかけられました。

最高値は、樹齢100年を超えるモミの木の1立方メートルあたり6万5000円でした。

都城地区製材業協同組合では広葉樹も取り扱っていて、原木の平均価格は、2021年度のウッドショックをピークに下降気味に。今年度は2021年度並みに回復し、1立方メートルあたり1万3000円を超える見通しですが、住宅需要の減少など木材業界では厳しい状況が続いています。

(都城地区製材業協同組合 田ノ上裕孝専務理事)
「2025年は内需の拡大がカギだと思っています。非住宅、特に公共建築や民間の非住宅が伸びてくると価格も安定してくるのではと考えています」

関係者からは、3月に迫った都城志布志道路の全線開通で輸出用木材を志布志港まで輸送する負担軽減を期待する声も聞かれました。

1月6日(月)

Top