1月10日は110番の日です。
南海トラフ地震が起きた時の110番通報や救助の手順を確認しようと、宮崎市の商業施設で訓練が行われました。

訓練には、警察官やイオン南宮崎店と宮交シティの従業員およそ60人が参加。
南海トラフ地震が起き、お客さんが棚などの落下物に挟まれた想定で行われ、従業員が110番通報しました。

（通報の様子）「人が取り残されているようです。」

通報した従業員は警察の指示に従いながら、「110番映像通報システム」を使い、携帯電話に届いたＵＲＬから現場の状況を写真に撮って送りました。

（通報の様子）「送りました。」「鮮明な映像が届きました。」

また、救助訓練では、店の中にある道具でも棚の下敷きになった人を救助できることや、救助するときはクラッシュシンドロームに注意することなどが説明されました。

（イオン南宮崎店・丸山桃子さん）
「（110番映像通報システムは）自分の携帯で言われるように動かすだけなので、決して難しくはないなと思いました。」

県警によりますと、昨年1年間の110番通報件数はおよそ7万7600件で、このうち応答がない通報やいたずらなどが、4分の1にあたるおよそ1万9500件あったということです。