13日午後9時19分ごろ、日向灘を震源とするマグニチュード6.9の地震があり、宮崎市・高鍋町・新富町で震度5弱を観測しました。県内の沿岸には津波注意報が発表され、これまでに宮崎港と日南市で20センチの津波を観測しました。

こちらは地震発生当時の延岡市の様子です。中心にあるボックスも強く揺れているのがわかります。かなり激しく揺れています。大きな音を立ててゴトゴトと揺れています。

日南市です。大きな揺れを感じました。電線が大きく揺れています。地震を知らせる放送も聞こえます。

（日南市民）
「揺れた時は、もうみんな飲んでいて。ちょっとびっくりしてみんな、飛び出ました。」

日南市の県立日南病院です。津波注意報の発表を受けて、高台へ避難する車がいます。

宮崎空港の様子です。窓ガラスが割れて散乱している様子が映っています。このように割れたものなどが近くにあるかもしれませんので、気をつけて行動してください。怪我などをしないようにしてください。

京都大学防災研究所・宮崎観測所の山下裕亮助教によりますと、今回の地震はプレート境界の地震だということです。山下助教は、大きな地震が起きた後は地震が起こりやすく、今も体に感じない地震は起きています。今夜寝るときには十分に地震に備えてほしいと話していました。

気象庁は日向灘での実施に伴い、南海トラフ地震臨時情報の調査中を発表しました。この情報が出るのは2024年8月8日に続いて2回目です。気象庁は13日午後10時30分から、今回発生した地震と南海トラフ地震との関連性について調査を開始しました。

南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、それぞれの状況に応じて身の安全を守る行動をとってください。