13日の地震の影響で、宮崎県体育館の天井の一部が壊れるなど、公共施設でも被害が出ています。今週末、県体育館で大会を予定していた競技団体は、新たな会場の確保に追われました。

（秦萌記者）
「宮崎市にある県体育館です。天井の一部が大きく垂れ下がっています。いつ落ちてくるか分からないです」

県体育館では、金属製の天井の一部が長さ約10ｍにわたって垂れ下がった状態に…。本館のみ利用停止となっていて、再開のめどが立っていません。

指定管理者によると、地震による利用停止は今回が初めてで、利用者に影響が出ています。

（県高校体育連盟フェンシング　永田崚専門委員長）
「九州各県から代表チームが集まって大会が行われますが、場所の変更を余儀なくされました」

県体育館では、この土日にフェンシングの全国大会予選となる全九州高校選抜フェンシング大会が予定されていましたが、会場が本庄高校の体育館に変更となりました。

（県高校体育連盟フェンシング　永田崚専門委員長）
「市内を中心とした体育館すべてに連絡を入れたが、直前だったもので空きは見つからず、土日予定されていた部活も、違う場所での練習をお願いしたり、どうにか実施できる準備はできた」

会場が狭く、設営の手間が増えたものの、大会が開催できることに一安心していると言います。

県体育館では、日曜日までの利用者には利用停止の連絡を済ませていて、来週以降の利用者には順次、連絡をしていくということです。

公共施設の被害は、宮崎市の平和台公園でも。こちらでは、約100体のはにわが展示されていましたが、今回の地震で7体が割れ、修復作業に追われています。

このほか、宮崎市立図書館では本が散乱し、片付けのため、15日は臨時休館に。16日からは、通常通り開館する予定だということです。