宮崎県日南市の酒蔵の焼酎が、世界最高峰の酒類品評会で最高金賞を受賞しました。
この酒蔵の最高金賞の受賞は2年連続です。

去年11月にイギリスで開かれたインターナショナルワイン＆スピリッツコンペティションの焼酎部門で最高金賞を受賞したのは、日南市の老舗の酒造メーカー酒蔵王手門が造った芋焼酎「まだこ」です。

「まだこ」は水で割らない無割水製法を用い、タコのように舌に絡みつくような豊潤で濃厚な味わいが特徴です。

（酒蔵王手門管理部シニアマネージャー・児玉俊広さん）
「ちょっと個性的な焼酎が世界的に評価されたということで非常に驚いていると同時に、今後の励みにもなるなと思っています」

さらに利き酒パネラーの養成や伝統的な製法を守り海外への輸出拡大の取組みなどが評価され「焼酎プロデューサートロフィー賞」も受賞しました。

（酒蔵王手門管理部シニアマネージャー・児玉俊広さん）
「宮崎県の各蔵いろいろありますが、みんなで技術の研鑽を図りながら、同時にレベルアップしていって、本格焼酎の質を良くしていくという風に繋がっていければ非常にいいんじゃないかと考えます」

去年12月には日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化財に登録され、宮崎の本格焼酎の世界に向けた発信にさらなる期待がかかります。