朝鮮半島の古代国家、「百済」の王族にまつわる「師走祭り」が、17日から始まりました。

宮崎県木城町の比木神社の王子・福智王が、美郷町南郷にある神門神社の父・禎嘉王を訪ね再会する祭りで、1300年以上、続けられています。

17日朝、比木神社を出発した一行は、日向市の金ヶ浜に立ち寄りみそぎを行いました。
男性5人が海に入り、福智王のご神体などが濡れないように高々と掲げ、身を清めました。

浜辺には写真愛好家や韓国からの観光客などが訪れ、歴史ある神事をカメラに納めていました。

（参加者）
「親からの子どもに対するいたわりの心とか、そういったところを伝えてくれる、教えてくれる、いい祭りだなと、毎年参加しながら思っているので、今年もそういった気持ちを胸に参加させてもらってます」

一行はこのあと美郷町南郷に入り、19日まで祭りの神事などが行われます。