あらゆるモノが値上がりする中、賃上げなどを求める連合宮崎の春闘キャラバンが21日から始まりました。

春闘キャラバンは、労働者の雇用や生活の安定を求めて、県内の労働組合が加盟する連合宮崎が毎年行っています。

初日の21日は、連合宮崎の吉岡英明会長などが県庁を訪れ、中小企業を対象とした賃金引き上げの支援や雇用の創出などが盛り込まれた要請書を県の担当者に手渡しました。

連合宮崎によりますと、組合に所属する企業では、去年の春闘で賃上げ率が平均5．1％と過去最高となりました。しかし、物価高騰により、去年8月以降、実質賃金はマイナスで推移しています。

（連合宮崎・吉岡英明会長）
「私たちの生活は依然として厳しい状況が続いている。昨年以上の賃上げ、適正な価格転嫁、適正取引の徹底などを現在取り組んでいる」

連合宮崎の春闘キャラバンは5月まで行われ、商工会議所や自治体など48箇所を回ります。