野菜の値上がりが続く中、食卓に欠かせないこちらの食材もピンチです。
高病原性鳥インフルエンザが全国で異例のペースで発生し、卵の値上がりが懸念されています。

（江藤拓農水相）
「異常な事態になっております」

鳥インフルエンザは今シーズン、14の道と県で合わせて40事例発生し、およそ705万羽を殺処分。
宮崎県内でも去年12月に川南町、今月11日に串間市で、確認されています。

21日の会見で江藤大臣は…。

（江藤拓農水相）
「1月の発生のトレンドは過去に経験のない、右肩上がりではない、垂直上昇に近い発生状況なので、足りなくなれば価格上昇があると思いますけど、それがなるべく起こらないように、まずは発生をおさえる。発生があっても業界内の方々と意思疎通をして価格の上昇をおさえる努力をしていきたい」

ＪＡ全農たまごによりますと、卵の卸売価格はきょうが250円。
江藤大臣は会見で、鳥インフルエンザの流行が続けば、1キロあたり350円となったおととしの「エッグショック」のような状況も考えられると危機感を示しました。

農水省は、鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐため、養鶏場の消毒の徹底と早期の通報を呼びかけています。