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番組表
2025年01月21日 18時50分
「キャベツが高すぎる!」バイヤーも驚きの値上がり 価格安定の時期は不透明
食卓に欠かせない野菜の値段が高騰しています。
中でも、キャベツは平年の2倍以上の価格となっていて、買い物客からは悲鳴が上がっています。
(まつの青果部バイヤー・徳元隆さん)
「今までに経験したことがないくらいキャベツは値上がりしている」
宮崎市のスーパーまつの恒久店です。野菜のバイヤー歴およそ30年の徳元さんによると、キャベツの値段は通常、11月から2月にかけ安くなるそうですが、去年の夏以降、値上がりが続き、21日の店頭価格は1玉411円。
値上がりが続いている理由は…。
(まつの青果部バイヤー徳元隆さん)
「去年10月・11月に雨が全く降っていない状況や、夏から続いている全国的な天候不順で需要と供給がかみ合っていない。原油の価格も上がってきているので農家も苦労されている。その影響も少なからずある。少量パックやカット野菜で量を少なくしてお買い求めやすい値段で販売している」
店によりますと、キャベツだけでなく、白菜や大根・トマト・ネギなども例年に比べ高値が続いていると言います。
(買い物客は)
「野菜はだいぶ高くなっている。少しは安くなればと思う。お総菜を買っている人が多い。野菜はあまり買わないようにしている」
(買い物客は)
「しょうがないんじゃないか。やっぱり。農家の親がしていたことを思い出して少々高くても買います」
今後の見通しについて聞くと…。
(まつの青果部バイヤー・徳元隆さん)
「キャベツに関しては僕らでも分からないという状況が続いているが、今後は少し生育も改善がみられていくので、買い求めやすい野菜の品種も増えてくるのかな」