番組表
2025年01月22日 18時44分
「日本を背負って世界で戦う」陸上・棒高跳び 結城咲翔選手 今年にかける思い
今年、注目のアスリートに意気込みを聞く「2025年 今年にかける」。22日は、この春、新たなスタートを切る陸上・棒高跳びの高校チャンピオン・結城咲翔選手です。
宮崎第一高校3年の結城咲翔選手は去年、陸上・棒高跳びで快挙を成し遂げました。
(宮崎第一高校 結城咲翔選手)
「本当にすごくうれしくて、思わずガッツポーズをしました」
結城選手は去年、夏の北部九州インターハイで5メートル10センチを跳び、県勢として初めて頂点に立ちました。
高校日本一の称号を手にした結城選手はこの春、筑波大学に進学し、さらなる高みを目指します。
(結城咲翔選手)
「筑波大学は主体性を重視したチームで、自分でアクションを起こしていかないといけないと聞いているので、そこはしっかり覚悟をもって競技で活躍したい」
しかし、結城選手には、少し気がかりなことが…。
(結城咲翔選手)
「トップレベルの選手たちと関わるのですごく楽しみでもあるけど、一人暮らしには不安な気持ちもあります。父から「ゴミは出しとけよ」と言われました」
高校入学時、4メートル37センチがベスト記録だった結城選手は、着実に成長を遂げ、去年、5メートル10センチをクリア。県高校記録を塗り替え、U20オリンピック育成競技者に選出されました。
(結城咲翔選手)
「バーを越えた瞬間が楽しくて、人間ではとても跳べない高さを棒1本を使って跳ぶところが魅力。まずは、今まで通りウエイトトレーニングを頑張って、フィジカルを鍛えて、これからはもっと跳躍練習を増やして、苦手な空中動作を改善していきたい。将来は、日本人初の6メートルを跳びたい。そして、6メートルを跳ぶとともにオリンピックファイナリストになることも目標にしている」
指導してきた岩切晋作監督は、結城選手の記録はまだまだ伸びるとエールを送ります。
(宮崎第一高校 岩切晋作監督)
「大きな体を意識したように自在に操る能力に長けているのが一番の強み。アドバイスをして「ここを意識しなさい」と言ったら、そこの動きを変えられる。高校生活と違って陸上競技にどっぷり浸かれる貴重な4年間がこれから待っていると思うので、思い切り競技を楽しんでほしい」
高校生トップジャンパーとなった結城選手が次のステージで目指しているのは…。
(結城咲翔選手)
「『日本を背負って世界で戦う』。去年、日本一を取ったので、次は日本を背負って世界で戦いたい。日本を代表して世界で戦います。応援よろしくお願いします」
結城選手はまず、県記録の5メートル30を更新したいと話していました。早く一人暮らしに慣れて、新しいステージでの活躍に期待したいと思います。