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2025年01月22日 18時50分

今年のお題は「夢」 新春恒例の「歌会始の儀」延岡市の高校1年生が詠んだのは…

皇居では22日、新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が行われました。この場にいたのは、宮崎県延岡市の高校生・森山文結さんです。今年のお題は「夢」。森山さんの歌が天皇皇后両陛下の前で披露されました。

参加者が共通のお題で作った短歌を披露し合う「歌会始の儀」。

一般応募で入選した10人のうち、今回、最年少で選ばれたのが延岡学園尚学館高等部1年の森山文結さん(16)。県内からは31年ぶりの入選です。

天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方や一般の入選者が揃う中、最初に詠まれたのが森山さんの歌でした。

(森山さんの短歌)
「ペンだこに うすく墨汁 染み込ませ 掠れた夢と いふ字を見てる」

森山さんは記者会見で、歌について…。

(延岡学園尚学館高等部1年 森山文結さん)
「私が今回詠んだ夢に関しての不安ですけど、すごく不確定の将来などを想像するとすごく不安になってしまって、進路希望調査書とか「ちょっとまだよく分からない」と思うんですけど、そう言ったことに関しての不安を詠みました」

天皇皇后両陛下からは…。

(延岡学園尚学館高等部1年 森山文結さん)
「緊張しすぎていて上手く覚えていないんですけど、私の詠んだ短歌の「掠れた夢といふ字を見てる」というところについて半紙に書いて、歌会始の儀に応募するときのことを詠んでいるのですが、「そのときのことがすごくよく詠めていてよかったね」と言って下さいました」

森山さんの歌について、宮崎市の歌人・伊藤一彦さんは、「『夢』というお題だと、おめでたい歌がたくさん集まる中で、実現できるか不安な気持ちと是非実現したい気持ち。その揺れ動く気持ちを「掠れた夢と いふ字を見てる」と歌っているところが素晴らしい。また、上の句の「ペンだこ」。「指」や「手」と表現する人が多い中、自分の感性で表現しているところがとても奥が深い。並の作者ではできない」と大絶賛していました。

1月22日(水)

1月21日(火)

1月17日(金)

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