NOW ON AIR !
番組表
2025年01月23日 18時48分
県内被災に備える 高鍋町に災害支援物資の備蓄と物資輸送の拠点完成
大規模災害への備えです。
被災地への支援物資を備蓄するための宮崎県の拠点施設が高鍋町に完成しました。
この施設は県立農業大学校の敷地内に先月完成、災害支援物資の備蓄と物資輸送の拠点機能を兼ね備ています。
事業費は約5億円で、建物は鉄骨造平屋建てで延べ床面積は約3000平方メートル、物資の搬入、搬出作業の効率化をはかるためトラックの荷台と同じ高さの高床式になっています。
(県危機管理局 中尾慶一郎局長)
「実際に災害が起きても、県内一円、迅速に物資が届けられるようにということで、この場所を選定している。災害はいつ起こるかわからない、いつでも対応できるよう、今後、運営していきたいと考えている」
23日は、施設を県議会の総務政策常任委員会のメンバー8人が視察しました。
(県議会 総務政策常任委員会 川添博委員長)
「大規模災害時には道路の寸断も考えられる、隣にヘリポートに代用できる大きな広場もあり、自衛隊と協力しながら物資の空輸も可能ではないかと感じた」
施設には食料や乳児用ミルク、毛布など8品目を備蓄することにしていて、県は今後、屋根付きの荷捌場も整備することにしています。