22日、宮崎市で住宅1棟が全焼する火事がありました。
宮崎市消防局管内では、去年の同じ時期を上回るペースで火災が発生していて、注意を呼びかけています。

22日午後3時半頃、宮崎市小松台北町で発生した火災。
ＵＭＫの情報カメラにも住宅街に立ち上る煙が映っていました。

当時この家の住人は外出していてけが人はいませんでした。

（住民）
「火事ですよ、誰もいませんかー」

こちらは火事に気づいた人が近隣住民に避難を呼びかけながら撮影した映像です。
まだ消防が到着する前で、軒下から褐色の煙が噴き出しています。
宮崎市消防局の職員に映像を見てもらうと。

（宮崎市消防局　予防課　上米良悠司係長）
「中は煙が充満している状況」
「屋根裏付近まで煙に覆われている状況」
「一定の温度に達しまして、今度は煙から火の方に燃え広がっていく」

ＵＭＫの情報カメラでも最初は煙だけが映っていますが、時間が経過すると、炎が上がるのが確認できます。

（宮崎市消防局　予防課　上米良悠司係長）
「可燃性のガス、一定の温度、酸素が揃うと一気に燃え広がる」
「木材だったら保有する水分量が減りますので、乾燥しますと燃え広がりやすいのがあるかと思います」

県内では、今年に入って22日までに乾燥注意報が出ていない日は2日間のみ。
宮崎市消防局管内の今月の火災発生件数は、23日までで18件とすでに去年1月の発生件数を上回っていて、消防では暖房器具など火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。