県防災会議の地震専門部会は、今年度県内沿岸部の津波浸水シミュレーションを12年ぶりに全面的に見直しています。
23日、データの暫定値が示されました。

内閣府は、今年度、南海トラフ巨大地震の防災対策などを見直していて、県防災会議の地震専門部会でも、県内の大規模地震発生時の被害について12年ぶりに全面的な見直しが行われています。

23日の会議には、宮崎大学の教授や自治体の関係者などおよそ50人が参加。
最新の地形データなどを使って更新された、津波浸水シミュレーションの暫定値が事務局から報告されました。

暫定のデータでは、避難が遅れた場合、津波によって死者が出ると予測される浸水面積がおよそ730ヘクタール増えると見られています。
今後、県はこのデータを沿岸の市と町に確認し、今年度中に新たな津波浸水想定図を作成します。