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番組表
2025年01月28日 16時00分
アジア各国は旧正月に 宮崎空港で家畜伝染病の水際防疫啓発キャンペーン
アジア各国では旧正月の春節を迎え、大型連休に入っています。
宮崎空港で、国際線の利用客に向け、家畜伝染病の水際防疫への協力を呼びかけるキャンペーンが行われました。
キャンペーンには、農林水産省動物検疫所やみやざき養豚生産者協議会などから約20人が参加。
台湾など国際線の利用客に海外からの肉製品の持ち込み禁止と書かれたポケットティッシュを配布しました。
(農水省動物検疫所門司支所鹿児島空港出張所 山口賢郎出張所長)
「肉製品には口蹄疫、アフリカ豚熱などの病原体が含まれている可能性もありますので、持ち込まないよう呼びかけたい」
韓国では豚やイノシシの伝染病アフリカ豚熱の感染拡大が続いていて、去年は11例発生しました。
致死率が高く有効な治療法も無いため、県内の養豚関係者は危機感を募らせています。
(みやざき養豚生産者協議会 長友浩人会長)
「私たち養豚生産者からすると(アフリカ豚熱は)すごく怖い病気です。ウイルスが侵入するとほぼ壊滅状態になりますので、キャンペーンを続ける事で少しでも意識が高くなってもらえれば」
宮崎空港の国際線は去年、台湾との定期便が再開、韓国からの定期便は週7往復に増便されています。
県は海外からの家畜伝染病ウイルスの侵入リスクが高まっているとして、農場での石灰の散布や進入車両の消毒など、防疫の徹底を呼びかけています。