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2025年01月31日 18時50分

埼玉県で道路陥没 宮崎市が下水道管を緊急点検・3月までに終了めざす

埼玉県八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故は、31日で発生から丸3日が経ちました。
国が全国の下水道管理者に対し、緊急点検を要請したことを受け、宮崎市は下水道管の腐食しやすい部分を点検することを決めました。

今月28日、埼玉県八潮市で道路が陥没。
トラック1台が巻き込まれ、運転していた74歳の男性の救助活動が続いています。

道路の陥没は下水管が腐食して破損し地中に空洞ができたことが原因と見られていて、国は全国の自治体に対し、大規模な下水処理施設につながる直径2メートル以上の下水道管の緊急点検を要請しました。

宮崎県によりますと、県内には、対象となる大型の下水道管はありませんが、宮崎市では昨年度、下水道管の老朽化などによる小規模な道路の陥没が22カ所で発生したということです。

埼玉県での事故を受け、宮崎市は…。

(宮崎市上下水道局下水道整備課 久保田憲昭課長補佐)
「耐用年数を超えている管路が約4.5%あります」
「腐りやすい環境にあるところで、直径が80センチ以上の物を対象に点検をすることにしました」

下水道管はどのようにして腐食するのでしょうか?
宮崎市によりますと、流れてくる汚水などから硫化水素が発生。
それが空気に触れることで硫酸となり、コンクリート製の水道管を溶かすということです。

(宮崎市上下水道局下水道整備課 久保田憲昭課長補佐)
「圧送管の着水という出口の部分が汚水が暴れやすい、混ざりやすいところ。落差が大きいところ」
「そういうところに硫化水素が発生しやすい。その付近の管路が腐食が進んでしまう」

宮崎市では、腐食のリスクが高い下水道管およそ400カ所を5年に1回、それ以外の箇所を15年に1回点検しています。
今回は、腐食のリスクが高い下水道管のうち直径80cm以上のもの50カ所を緊急点検します。

(宮崎市上下水道局下水道整備課 久保田憲昭課長補佐)
「危険性があると判断したところについては、順次点検を進めていきますのでどうかご安心いただければ」

宮崎市は、今年3月までに緊急点検を終えたいとしています。

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