番組表
2025年02月10日 18時44分
延岡西日本マラソンハイライト トヨタ自動車のルーキー・湯浅が自己ベストを5分以上更新し初優勝
9日開催された延岡西日本マラソン。宮崎市出身の湯浅仁選手が2時間10分を切る好タイムで初優勝を飾りました。
今年で63回目を迎えた延岡西日本マラソンには、招待選手18人を含む男女あわせて612人がエントリーしました。気温氷点下1.6度と厳しい冷え込みの中、レースは午前8時35分に延岡市役所前をスタート。
前半は1キロ3分5秒前後のペースで進み、20人を超える先頭集団が形成されます。ペースメーカーの伊福、鎧坂がリズムを作ってここまで26人の選手たちがしっかり先頭でレースを進めています。
20キロ手前、旭化成の山田が先頭集団から遅れます。24キロ手前では、マラソン初挑戦、旭化成の今井も集団から脱落、苦しいレースとなります。
先頭集団が徐々に絞られていく中、30キロでペースメーカーが外れると、レースが大きく動きます。ペースメーカー外れる32キロ手前、船越峠の上り坂で、宮崎市出身、トヨタ自動車1年目の湯浅がスパート。
去年、5000mと10000mの自己ベストを更新して元日のニューイヤー駅伝でも6区を走り区間2位というすばらしい走りを見せました。絶好調のまま優勝をつかみ取るために延岡に挑んできた湯浅のすばらしい仕掛けでした。
湯浅はこの後も1キロ3分を切るラップを刻み、独走態勢を築きます。トップで安賀多橋に帰って来たのはトヨタ自動車のルーキー宮崎市出身の湯浅仁でした。
いずれは日の丸を背負って世界と戦いたいと話す湯浅が、その第一歩となる瞬間を迎えます。湯浅はそのままトップでフィニッシュ。タイムは2時間9分43秒。自己ベストを5分以上縮める歴代2位の記録で、マラソン初優勝を飾りました。
(トヨタ自動車 湯浅仁選手)※宮崎市出身
「優勝だけを目標にこの大会に臨んだので、素直にうれしい。地元でのレースは気合いも入るし、沿道でたくさん名前を呼んで応援してくれたので、応援と期待に応えたいと思って走った。今日のレースで自信がついたので、他の大会でしっかりとタイムを縮めたり、強い選手と競り合って勝負強い選手になりたい。」