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2025年02月13日 18時50分

台風10号による竜巻 県内の研究グループ 気象庁未認定のルートを指摘 

去年8月に発生した台風10号に伴う竜巻被害について、県内の研究グループは気象庁が竜巻の発生を認定していないルートがひとつあることを明らかにしました。

調査結果は、宮崎大学の竹下伸一准教授と県でつくる研究グループが発表しました。
研究グループでは、去年8月28日から29日にかけて発生した、台風10号による竜巻被害や過去の竜巻被害について調査。
この結果、台風10号による竜巻被害は、門川町や西都市、宮崎市など8カ所で確認されました。
最も大きな被害が確認された宮崎市の大淀川周辺では、1つの竜巻ではなく、気象庁が現時点で認定していない、もう一つの竜巻が発生していたと明らかにしました。
気象庁では「被害場所が多く精査に時間がかかっている」と話しています。

また、研究グループの調べでは、1934年以降、県内で発生した竜巻被害のうちおよそ7割にあたる69件が台風接近時に発生し、別の地域で同時に竜巻が発生したケースも多く確認されました。

竹下准教授は、「台風が接近しているときは豪雨や浸水だけでなく、竜巻などの突風被害への対策も行ってほしい」とコメントしています。

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