番組表
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2025年02月25日 18時43分
「やるきスイッチを引き出す指導」全国大会で好成績 宮崎市の空手道場
宮崎市の空手道場に全国大会で好成績を収めた3人の小学生がいます。小学生ながら鋭い突きや蹴りは迫力満点です。
宮崎市を拠点に活動する空手道場「心道会」。指導するのは、世界大会での優勝経験もある西内真由さんです。
(心道会 西内真由さん)
「一番は勝ち負けよりも、きちんとあいさつ・返事ができて、人としてしっかりしてくれればいい。僕は空手の強さよりも「やるきスイッチ」を引き出すような指導をしています」
65年の長い歴史がある心道会。2月に開催された小学生空手の全国大会では、3人が入賞を果たしました。
小学1年生男子「形」で5位に入賞したのは、檍北小学校の井之上蒼空選手。日々、コツコツと練習に取り組んできた努力が実を結びました。
(檍北小1年 井之上蒼空選手)
「悔しかったけど結果が良かったのでうれしかったです。はやくやらずにゆっくりやることを気をつけました。将来は、日本代表の選手になりたいです」
小学4年生男子「組手」で5位に入ったのは、赤江小学校の川畑天輝選手。相手との間合いやパンチの見極めなど、非凡なセンスが光りました。
(赤江小4年 川畑天輝選手)
「たくさん突きを出して、相手に勝つ気持ちがあったから勝てました」
そして、小学1年生男子「組手」で日本一に輝いたのは、江平小学校の橋口雅久選手です。
全国大会決勝では、相手にポイントを先行されますが、持ち前のスピードを生かして反撃に出ます。
そして、起死回生の中段蹴りで逆転!橋口選手は、このあともポイントを重ね、見事、栄冠を手にしました。
(江平小1年 橋口雅久選手)
「優勝してうれしかったです。強い気持ちで試合をしました。中段蹴りが決まったところが良かった」
身長120センチの橋口選手は、4歳から空手を始め、めきめきと力を付けてきました。
(心道会 西内真由さん)
「日本一はなかなか取れない。いくら強くても運も必要。バネとスピードがずば抜けている」
(江平小1年 橋口雅久選手)
「(目標は)日本代表になって、オリンピックに出て優勝することです」
橋口選手に続けと練習に励む子供たちに、西内さんが望むことは…。
(心道会 西内真由さん)
「一番は謙虚さがある大人になってほしい。頭を下げることができて、素直に「ありがとうございます」と言えるような大人になってほしい」