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2025年02月25日 18時50分

「除去作業は順調」ダム湖で大繁殖のボタンウキクサ 4月末までの除去目指す

宮崎県小林市の野尻湖で爆発的に繁殖している外来植物の「ボタンウキクサ」。県が本格的な除去作業に着手して約1カ月半が経ちましたが、果たしてウキクサは減っているのでしょうか?

特定外来生物に指定されている「ボタンウキクサ」。もともとは観賞用に輸入された水草で、強い繁殖力が特徴です。

ボタンウキクサは2023年10月以降、小林市の野尻湖で爆発的に繁殖。県は約2億1600万円の補正予算を組み、1月9日から本格的な除去作業に乗り出しました。

あれから1カ月半…。

(又川岳人記者)
「流木などをせき止める岩瀬川の網場に来ています。こちらでは、現在も回収船を用いて除去作業が続けられています」

今も一面がボタンウキクサで覆われたままに見えますが、ヘリコプターから撮影した映像を県の担当者に確認してもらうと…。

(都城土木事務所河川砂防課 鏡園義幸課長)
「上空からの映像を見せていただきましたが、岩瀬川では半分近く進んでいるのではないか」

都城土木事務所によりますと、ボタンウキクサが繁殖した範囲は、ピーク時には東京ドーム17個分にあたる約80ヘクタールありました。

現在は、本流の岩瀬川を重点的に除去作業が行われていて、進捗は順調だといいます。

(都城土木事務所河川砂防課 鏡園義幸課長)
「以前はこのあたりまでウキクサがあったが、水面が確認できる」

一方、「のじりこぴあ」近くの国道268号の下を流れる戸崎川。こちらも、まだ一面にボタンウキクサが確認できます。

(都城土木事務所河川砂防課 鏡園義幸課長)
「あちらの方は岩瀬川の支川になっていまして、実はまだ手つかずでして、今後、本川の進捗を見ながら支川のウキクサの除去に取り組んでいきたいと考えています」

特定外来生物であるボタンウキクサは、完全に枯れるまで外部に移動させることができません。

仮置き場には、回収されたボタンウキクサが次々と運び込まれ、人の背丈よりも高く積み上げられています。

(都城土木事務所河川砂防課 鏡園義幸課長)
「限られた土地ではありますが、配置などを工夫しながら搬出を行っていて、こちらも順調に進んでいると考えています」

都城土木事務所は、ボタンウキクサの繁殖が活発化する4月末までに除去作業を終えたいとしています。

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