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2025年02月27日 11時55分
九州防衛局 F-35Bの垂直着陸訓練 新田原基地で常時実施の方針示す
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宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地に来年度から配備されるステルス戦闘機F-35Bについて、九州防衛局は通常の着陸より騒音が大きい垂直着陸訓練を新田原基地で行う方針を示しました。
新富町によりますと、26日に九州防衛局の担当者が役場を訪れ、訓練について説明があったということです。
九州防衛局は、これまでF-35Bの垂直着陸訓練は鹿児島県の馬毛島で行い、新田原基地では緊急時の安全な着陸のための訓練に限って行うと説明してきました。
しかし馬毛島の施設整備が遅れていることから、九州防衛局は練度向上のための訓練も新田原基地で行い、馬毛島の施設整備後も新田原での訓練を一部続ける方針を示しました。
訓練の頻度については、F-35Bが8機配備される来年度が夜間訓練約10回を含む月に平均約30回、約40機が配備が整う2031年度頃には月平均約80回を検討しているということです。
新富町の小嶋町長は「町民や町の認識とは大きく異なり、地元住民の安心安全な暮らしに関わる重大な事項。到底受け入れがたい」とコメントしています。